花粉症になってしまったら、症状をやわらげるため対症療法的に医薬品を投与するのが手っ取り早いですが、それ以前に花粉症にかかる体質をなんとか変えたいと私自身も常に思ってきました。
そこで薬でなく花粉症をやわらげる、あるいは花粉症体質を少しでも改善させる栄養素、サプリメントはないか調べました。
乳酸菌サプリメント
花粉症をやわらげる効果があると言われているのが、乳酸菌サプリメントです。
乳酸菌が花粉症に効くメカニズムを説明します。
ヒトの体には、ウイルスなどの異物が体内に入ったとき、速やかに体外へ排除しようとする免疫システムが備わっています。
花粉症は、この免疫システムの過剰反応です。花粉は体に害がないにもかかわらず、これを異物と認識して体内で「IgE抗体」が作られ、排除しようとして反応することでアレルギー症状を発生します。
この過剰反応を抑える効果があるのが乳酸菌なのです。
もっと細かく言うと、免疫システムをコントロールする役割を果たす「ヘルパーT細胞」というリンパ球には、1型と2型の2種類あり、どちらかが増えるともう片方が減る仕組みになっています。
2型から産出される「インターロイキン4」という化学伝達物質は、IgE抗体の産出を促すため、花粉症の人は、2型が1型より増殖していることがわかっています。
この2型のリンパ球の増殖を抑える働きがあるのが乳酸菌なのです。
それで乳酸菌には花粉症を軽減させる効果が期待されるわけです。
乳酸菌サプリメントを花粉症対策のために飲むなら花粉症が始まる2、3カ月前から摂るのが推奨されます。
ただ、花粉症は、スギ花粉の場合を例にとっても、2月から4月くらいまでは、続く可能性があるので花粉症が始まってからでも乳酸菌を摂っていれば、その間にしだいに症状が軽くなっていくかもしれません。
乳酸菌の多い食品は、ヨーグルトや飲むヨーグルトなどでも毎日とるのもよいですが、
乳酸菌のサプリメントならもっと毎日続けやすいでしょう。
特に花粉症を意識して作られた乳酸菌サプリメントとしては
L-92乳酸菌配合 カルピス「アレルケア」
ハウス「ラクトプランL-137」
日清食品「アレルライトハイパー」
がおすすめです。
ポリフェノール食品
あと花粉症の症状を緩和させる効果があるとされているのは、ポリフェノールを多く含んだ食品です。
ポリフェノールが多いものは赤シソやお茶として使われるルイボスティー、甜茶などです。
ポリフェノールは、花粉アレルギーで放出されるヒスタミンを抑える働きがあります。
お茶ならば気軽の飲めるので、試してみる価値ありですね。
コメント
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